【アナログ】アニメの背景を描くのに必要な道具

こんにちは、りずです(*‘∀‘)

今回はアナログ版アニメの背景を描くのに必要な道具についてお話していきたいと思います。


ジブリやufotableなどのアニメを見てこんなキレイな背景を描いてみたいなど思ったことはないでしょうか?


僕は元々絵を描いたりするのが好きだったのですが、高校卒業後の進路をなんとなく考えていた時にテレビで放送していた「耳をすませば」を観て、世界観を構築してる背景に興味を持ちました。


ですが興味を持ったものの、どうやったらキレイな空や街並みが描けるか全くわかりませんでした。


絵が好きと言ってもノートに鉛筆で好きなキャラを描く程度と授業で使った範囲の絵の具の使い方しか知らなかったので、どんな道具を使うのかも想像がつかなかったですね。


それで専門学校に通う事になったりしたわけですが、その話は微妙に長くなるので割愛します。


では実際にどんな道具を使ってたのかというと、アナログで描くアニメーション背景に関しては

主に筆と絵の具です。



実物見てもらった方が早いですね。こんな感じです↓


では、それぞれどんなものか解説していきますね(*’▽’)


平筆

アニメーション背景で使われているのは日本画用の平筆で1~10号までの大きさがあります。

上の画像では左側のデカい筆から順に10号筆~1号筆になります。


全部を満遍なく使うかというとそうでもなく、メインで使うのは7号筆あたりになります。

筆を取り換えてる間が勿体ないのでなるべく7号筆で色々描けるようになった方が捗ります。



買いそろえるとしたら8号・7号・5号・3号あたりがあれば個人的に十分だと思います。


それぞれの本数は8号筆2本、7号筆は2~3本、5号筆1本、3号筆1本ぐらいあれば、あとは必要に応じて買い足していく感じ。

削用筆

習字に使う小筆のような形のモノが削用筆です。


主に仕上げ作業に使います。


後述の溝引き定規と合わせて使ったり、木の枝や葉っぱなど細かい部分の描き込みなどに最適です。


毛先がまとまらなくなってきても、逆にその不揃いな毛先を利用して建物の汚れを描いたりなど、割と使い道があるので、3本ぐらい持っておくといいかなと思います。

刷毛

カラ刷毛と呼ばれたりもします。

基本的に直接絵の具は付けず、毛先で絵の具で塗った部分を軽く撫でて色の境目をぼかしたりするのに使います。

グラデーションを描く時に重宝します。


予備も含めて2本もあれば十分ですね。

筆洗・絵皿

筆洗は文字通り、筆を洗う器ですがこれは必須です。

違う色を塗る時など、筆を洗わないと混ざってしまうので。


なので筆洗は必ず買って置きましょう!


一方で絵皿は必須ではありません。

皿を買うのが勿体なかったら、こうやって机をパレット代わりにしちまえばいいんですYO(*‘∀‘)

尚、これで机が汚れても私は一切責任を取りません(`・ω・´)

絵の具

アニメーション背景で使われていた絵の具は、ほぼほぼこのNICKERというメーカーのポスターカラーになります。


発色の良さや絵の具の伸びもいい感じです。


画像のモノは40ml入りの中ビンになりますが、アニメーション背景製作会社では140ml入りの大きなビンのモノが使用されています。


よく使う色などは大ビンで買っておいて良いかもですが、たまに趣味で描く程度なら40mlの中ビンで十分かと思います。


また40mlで12色セット~36色セットまでセットが売られているのでお試しで買うのにオススメです。


鉄筆・溝引き棒・溝引き定規

鉄筆

鉄筆は先端が鉄針になっている筆記具です。

鉛筆の上から絵の具を塗るとそこだけ目立ってしまいますよね(;’∀’)


そんな時に鉛筆の代わりに鉄筆を使うと便利です。


鉛筆で線を引く代わりに鉄筆で画用紙に跡を付け、それをガイドに絵の具を塗っていきます。

↓こんな感じの跡を付けることができます。


◆溝引き棒・溝引き定規

溝引き棒は先端が丸くなっている棒で、ガラス製だったり金属製だったり色々あります。


溝引き定規と削用筆と合わせて使います。


そして溝引き定規というのは、このような目盛りの反対側に半円の溝がついた定規です↓

この溝に溝引き棒の先端の丸い部分を当てて使います。

まとめ


さて、背景を描くのに必要な道具をもう一度おさらいしますと

平筆、削用筆、刷毛、筆洗、絵皿、絵の具、鉄筆、ガラス棒、溝引き定規

以上の9点となります。


細かい筆の分類とかはさておき基本、筆と絵の具だけでアニメの背景や、このような写真のような絵も描くことができます↓

↑こちらは写真の模写になるのですがどうやって描いていけばいいかは長くなってしまうので、今後の記事で基本から段階ごとにお話していきますね(*‘∀‘)


ちなみに背景画を学ぶきっかけになった「耳をすませば」ですが近年はあの作品から溢れ出るリア充オーラによって直視することができなくなりました。


あんな青春ないと思うの…。

※2020年4月6日追記

背景画が描き上がるまでの流れをこちらの記事で書いてますので興味を持たれた方はこちらからどうぞ↓↓↓

【アナログ】背景画が描きあがるまでの流れ

2月 7, 2019



最後に紹介した各道具のAmazonのリンクを貼っておきますので良かったらどうぞ(*‘∀‘)


平筆

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◆削用筆

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◆刷毛

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◆絵の具

◆鉄筆

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◆溝引棒

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◆溝引定規

方眼溝引き25cmスケール
ニッカー絵具



それでは最後まで読んでいただきありがとうございました!
また次の記事で(`・ω・´)ゞ


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