こんにちは、りずです(*‘∀‘)
今回は三点透視についてのまとめの前に四角形の分割方法についてお話していきたいと思います。
というのも四角形の分割はアナログで建物を描く時は割と使う技法でして、知っておいた方が何かと便利です(・∀・)ノ
この記事では2分割~7分割までのやり方をお伝えしていきますので、こういう方法もあるのかといった感じで読んでいただけたらと思います。
では簡単なものからいきましょう!
◆2分割
一番簡単なのは2分割です。
やり方は簡単です。
対角線を1本引きます。
次に反対側からも対角線を引き交わった交点がその四角形のセンターです。

あとは交点から垂直に線を引けば2分割の完成です。

「真ん中を測って線を引けばいいんじゃないの?」
と思われるかもしれませんが、そこはそれ!
2点透視などでパースが付いている時などは真ん中も図りづらかったりします。
また細かく測るよりも対角線を引いて真ん中を出した方が早いです。
◆3分割
次は3分割です。
途中までは2分割と同じというか、2分割でつけたアタリを使って3分割にしていきます。

2分割で半分になった四角形にさらに対角線を引きましょう。

2分割で使った対角線と新たに引いた対角線の交点に垂直線を引けば3分割の完成です↓

補助線を消した状態↓

◆4分割
4分割も途中までは2分割と同じです。

今度は半分になった四角形それぞれに交差する対角線を引きます。

それぞれの交点に垂直線を引けば4分割の完成です。


◆5分割
この辺からちょっと手間が増えていきます(^^;)
まずは四角形を4分割しましょう。

次に4分割した四角形それぞれに対角線を片側のみ引いていってください。

それぞれ対角線が引き終わったら、外枠の四角形から大きい対角線を引きます。
尚、下の画像のように片側の対角線の方向とは逆の向きから引いてください↓

この片側の小さい対角線と外側の大きい対角線(以降、小対角線・大対角線)の交点から垂直線を引けば5分割の完成です。



◆6分割
6分割は5分割よりは楽に感じるかもですね(*‘∀‘)
なぜかというと、3分割を半分にするだけだからです!
というわけで、まずは四角形を3分割しましょう。

次に3分割した四角形それぞれに交差する対角線を引いていきます。

ここまでやれば、分かる方もいるかと思いますが、交点に垂直線を引けば6分割の完成です(`・ω・´)


◆7分割
やり方は5分割と同じ要領です。
ですが、7分割までくると、なかなかどうしてくれようってぐらい面倒です(;’∀’)
まずは四角形を6分割してください()

次にそれぞれの四角形の片側に対角線を引きましょう。

ここまで出来たら大対角線を引き、小対角線と大対角線の交点を出します。

あとは交点に垂直線を引いていけば7分割の完成です\(^o^)/


ちなみに分割中に引いている対角線などの補助線は適宜消していきましょう!
全部残しながら7分割とかをやると、こんな感じになかなかカオスな状態になります↓

これだとどの線を拾えばいいか分かりづらいですよね(^^;)
今回、私はCLIP STUDIO PAINT EX
を使って色ごとにレイヤー分けして描いたので表示を切り替えるだけでしたが、アナログで描く場合は
・線を薄く描く
・こまめに必要なくなった線を消す
といった感じでやっていきましょう!
とりわけ面倒に感じるのは5分割と7分割だと思われます。
私はちょっと手順を忘れてたこともあり、この記事用にやってて非常に面倒でした(`・ω・´)←
ですが、例えば学校の校舎などの窓の多い建物の背景を描く時などに、こういった技法を知っていると何気に便利です。
なので、頭の片隅にでも留めておいてもらえたらと思います。
仮に分割方法を忘れても、そういった技法があると分かっていれば検索すればいいだけですしね(*‘∀‘)
ちなみに、もっとこういった分割技法を詳しく知りたいという方はこちらの本に詳しく載っています↓
○×式で解説 誰でもかんたん!! パースがわかる本: 空間認識力アップで漫画・イラストが上手くなる!
ただ、この本から最初に読み始めてしまうと、分割の仕方などが細かく載っている反面、絵を描くというより法則に沿って図を描いているような気分になるかもしれません。
私個人のこの本の印象としては四角形などの図形を使った作画技法の解説に特化した本という感じですね。
しっかり内容を覚えようとして読んでいくと、私は疲れてしまいそうなので必要な時に部分的に読むような辞書的な感じで使っています。
またパースを使って、絵を描くという意味合いでは以前、【初心者向け】背景のレベルを上げる4つのポイントの記事で紹介したこちらの本の方が入門としてはオススメな気がしてます。
…というわけで四角形の2~7分割方法でした。
こちらの記事では今回お話した分割法を使って背景を描いておりますので良かったら併せてご覧ください↓
それでは今回は以上になります。
最後まで読んでいただきありがとうございました(`・ω・´)ゞ
また次の記事で!

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