【アナログ】背景を描く基本練習 4

こんにちは、りずです(*‘∀‘)

今回は基本練習4ということで「溝引き」のやり方をお伝えしていきます。

「問おう、溝引きとはなんぞ?(´・∀・`)」

ほとんどの人にとって溝引きって聞きなれない言葉だと思いますが、どんなことをするのかというと単純です。


筆を使って線を引く

これだけです(・∀・)ノ

なので結構地味な作業なのですが、ちゃんとやることで見栄えを格段に上げることができます。


また、聞いただけでは線を引くだけだから簡単に思えるかもしれませんが、これがやってみると結構むずかしかったりするのですよ(`・ω・´)σ


それでは実際にやっていきましょう。

◆練習の目的

削用筆を使って自分の描きたい太さの線を引けるようになる

◆用意するものリスト
・筆洗
・雑巾
・絵皿×1
・日本画用 削用筆
・溝引き用ガラス棒 金属製もあります。
・溝引き用定規
・ポスターカラー 好きな色
・ベタ塗りなどをした画用紙 or 新しい画用紙 大きさもお好みで

左から、削用筆・溝引き用ガラス棒・溝引き定規です。

削用筆は根元が太く先端が細い筆です。

今回僕は使い古しのボロボロの筆を使っていますが、新品の削用筆は画像のように毛先が固められているので、毛先を絵皿の上などで軽く寝かせながら徐々にほぐしてあげましょう。

溝引き定規というのは目盛りの反対側に半円状の溝が入っている定規です。

では、まずは筆などの持ち方から説明をしつつ、線の引き方をお伝えしていきますね。


絵の具を付けた削用筆とガラス棒の2つを下の画像のように利き手で持ってください。

感覚としては、お箸を持つような感じです(・∀・)


絵の具に関しては今回はあまり使いません、とりあえずこれぐらいで大丈夫です↓

次はガラス棒の先端の丸い部分を溝引き定規の溝に乗せてください。

これで準備OKです。

筆先を画用紙につけて、左→右に向かって線を引いてみましょう!
左利きの方は逆の右→左ですね。

…まっすぐ引けましたでしょうか?(・∀・)

また、途中で線がかすれたり、波打ってたりしていませんか?



途中で線がかすれてしまう人は絵の具をもう少し水で薄くしてみましょう。

線が波打ってしまう人は筆をしっかりと固定して持つことを意識してみましょう。



慣れるまでどんどん線を引いて練習してみてください(^^)

僕が初めてやった時は線は波打つし、途切れるしでなかなか残念な感じでした(笑)



それはさておき、慣れてきて安定して線が引けるようになった方のために、小手先のテクニック的なのをお話しておきます。


これは新しい筆でやるのはもったいないのである程度使った筆でやりましょう。
画像のように筆の根元を押し付けて毛先を割ってみてください。

この毛先が割れた状態で線を引くとこんな感じになります。

ちょっと変わった感じの線が引けましたよね、こういう線は木目とかを描く時に使えたりします。



とりあえずこんな感じで紙一面を使ってどんどん練習していきましょう!

自分が狙った線を自由に引けるようになったらOKです(*’ω’*)



また、新しい画用紙に線を引いていた方は、ベタ塗りなどをした画用紙でも軽く練習しておいてください。



というのも、背景画の仕上げで溝引きをする時は地塗りの上に線を引いていくので、絵の具で塗った上に線を引く感覚を掴んでおいた方が良いからです。



さて、今回は線を引くだけの地味な練習作業となりましたが、いかがでしたでしょうか?

人によってはかなりつまらなく感じる作業かもしれません。




ですが、今回お伝えした溝引きができるようになると、この記事のサムネの絵や下の画像のような絵も描けるようになります↓

ですので、地味でつまらない作業かもしれませんが、しっかりと練習してみてくださいね(*‘∀‘)


それでは、今回も最後まで読んでいただきありがとうございました(`・ω・´)ゞ


また次の記事で!


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