【初心者向け】背景のレベルを上げる4つのポイント

こんにちは、りずです(*‘∀‘)


さて、今回は少しテイストを変えて、背景や風景を描いてみたい初心者の人向けに描き上がる背景のレベルを上げるポイントについてお話していこうかと思います(・∀・)

それでは早速やっていきましょう!


背景を描く時に大切なポイントは以下の4つです。


1.パースの知識
2.設定をしっかり考える
3.モノの質感を意識する
4.描きたい対象に対しての知識


これらを意識していくと描き上がる絵が変わってきます!


順番に説明していきますね(・∀・)

1.パースの知識

「そもそもパースってなんぞ(・∀・)?」

という方も結構いらっしゃるのではないでしょうか?


パースという言葉は使う用途や業界によって微妙に意味が変わったりするのですが、アニメや漫画の背景に関して言えば、遠近感を出すための描き方で透視図法と言ったりもしますね(・∀・)


業界人は

「この絵はパースが狂ってる」
「この絵はパースがキツイ」
「パースが取れない」

みたいな感じの使い方をします。


そしてこの透視図法というのはどんな描き方なのか私的な見解で簡単に言うと、

遠くのモノは小さく、近くのモノは大きく描いて奥行や立体感を出す描き方です。


アニメや漫画の背景イラストは、基本的にこの透視図法を元に描かれています。


透視図法には

・一点透視
・二点透視
・三点透視

があります。


それぞれ描き方を覚えてしまえば、そこまで難しいモノではありません。


そしてこのパースが分かるようになると、室内やビルなどの建物をしっかりと描けるようになり絵のリアリティが増すので見栄えが良くなります。

一つずつ説明していくと結構長くなってしまうので、この記事では割愛しますが、パースに関してはオススメの本があるのでリンクを貼っておきます(・∀・)ノ

建物&街角スケッチパース ←画像もしくはこちらのリンクをクリックで飛べます

パースに関しては色々本が出ていますが、この本は各透視図法について理論と作例がバランスよく記載されていて初心者の方にもわかりやすい内容になってると思います(*‘∀‘)

文章量もほどよく、見やすいのでオススメです(*’ω’*)

2.設定をしっかり考える

これはどういうことかというと、例えば室内の背景を描こうとしたとします。

それはどんな室内でしょうか?

仮に、古びた本がたくさんある書斎を描くとして、

「古びた本があるなら、ちょっと埃っぽい雰囲気にしてみようかな、でもある程度整理整頓はされているような部屋にしよう」

「この部屋を使ってるキャラは整理整頓が苦手なキャラだから、床に積み上げた本とかも描いておこう」

それぞれ描き上がるモノが変わってきますよね(・∀・)


自分がどんな設定の背景を描きたいのかを明確にしておくことはとても大切です。

3.モノの質感を意識する

これもかなり大切なことで、質感を描き分けることができれば絵全体の完成度を上げることができます。


例えば、木、金属、プラスチックのように材質の違う立方体を3つ描くとします。


木には木目、金属には独特の光沢、プラスチックにはツルツルしてたりザラザラしてたり色々な質感がありますよね。


これらを意識して描き分けていけるようになると絵の情報量が増えて、よりリアルな表現をすることができます。


茶色いテーブルを描くとして、

・なんとなく茶色く塗って仕上げたモノ
・木製という設定で木の質感(木目など)を意識して仕上げたモノ

では仕上がりのレベルが全く変わってきます。

というわけで、自分で出来る限り質感を意識して描いてみましょう!


4.描きたい対象に対しての知識

これはあればあるだけ絵のレベルを上げることができます。


例えば、トラックの荷台の中を描くとしましょう。

ではここで質問です。


Q.トラックの荷台には荷物の他に何があると思いますか?



……

………。

A.ラッシングベルト、養生用の布団や毛布、工具箱 etc…

というように運送業者が主に扱っている荷物によってかなり変わります(・∀・)ノ

これを知っているだけでも描き上がる絵のリアリティが変わってきますよね。


外の風景を描く時も、夏に出来やすい雲や、冬になっても葉が落ちない木などを知っているだけで絵の情報量を上げることができます。


というように描きたい対象に対しての知識はあればあるだけ活かすことができ、絵に説得力を持たすことができます。


ですので、普段からモノの構造や仕組みなど様々な事にアンテナを張って知識を蓄えておきましょう!

まとめ

では4つのポイントのおさらいです。


背景を描く時には

1.パースの知識
2.設定をしっかり考える
3.モノの質感を意識する
4.描きたい対象に対しての知識


を踏まえて描いていきましょう!


とはいえ、いきなり全部やっていくのは大変だと思いますので、自分ができそうだなと思ったポイントから意識していけばOKです。


地道にいきましょう(・∀・)ノ



というわけで、今回は以上になります。

最後まで読んでいただきありがとうございました(`・ω・´)ゞ

また次の記事で!

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